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 About NAKA LAB. from Prof. Naka 

仲研究室 naka lab 仲隆介 naka ryusuke オフィス 働き方 ワークプレイス 改革 デザイン 京都工芸繊維大学 デザイン経営工学
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モットー:「理想・楽観主義」

 

 研究室の話を始める前に、私自身の紹介から。「理想・楽観主義」、これが私の行動指針です。理想に向かってとても出来そうも無いことを楽観して取りあえず始めて見る。最初に落としどころを考えたり、やりもしないうちに出来ないと言われるのが大嫌い。綿密な計画を立てて実行するよりも、実行しながら修正していく(苦労して行く)方が好き。これは、やる前に結果をイメージする能力が無いからですが、出来ないことを悔やんでも仕方ないし、自分の好きなやり方でやる方が面白いよな、と思ってしまう。そんな人間です。

 さて、こんな性格の人間がリードする研究室が大事にしているテーマが、「日本を元気にするワークプレイス」。実現に向けて出来ることはなんでもやる。だから、研究だけでなく様々なことにチャレンジしています。また、一つのことだけを続けると飽きるので、他にも建築設計、アルゴリズミックデザイン、教育メディア、VDS、CAD、BIM、デジタルファブリケーション、エディトリアルデザインなどにも取り組んでいます。

教育方針:プロジェクトベースドラーニング

 

 形式知を教えることはしておらず、「自ら学んだ知識をいかに使うか」を教えることが重要だと思っています。しかし、知識をどう使うかは人それぞれで、一般解や定石はないため、教えられません。また、やり方を直接教えることもあまりしません。その教員のやり方は、その教員にしかできないもので、学生自身が自分のやり方を見つけるしかないと思うからです。そこで、自分のやり方を自ら考え育てる機会を提供することにしています。具体的には、実際のデザインのプロジェクトに参加してもらいます。

 研究室のプロジェクトは年々変化し、1年で終了してしまうものもあれば、10年計画で進むものもあります。プロジェクトの内容は様々ですが、すべてのプロセスに学生が主体的に参加します。決して教員の手伝いではなく、教員はむしろサポートとして参加し、解き方の分からない課題を一緒に悩んでいきます。経験の浅い学生が考えますので、簡単にはクオリティが上がりませんが、根気強くトライ&エラーを繰り返し、学生の力が向上していきます。このプロセスを通じて、学生は自分が勉強した知識が実践にどう生きるかを体験していきます。当然ながら元からある知識だけでは足りませんので、実践に必要な知識はそのつど独学です。研究室メンバーと行動を供にして研究室の集合知に触れることで、自然と学ぶこともたくさんあります。こうした勉強と実践がシンクロした経験を積み重ねるうちに、何も知らなかった学生がいつのまにか教員に新しい知識を教えるようになります。

 こうした教育の場が実現しているのは、期待のクオリティに中々届かない学生の提案を暖かく見守ってくださる企業やお役所のみなさまのお陰でもあります。

研究:実践と理論への取り組み

 

 学生は、当然ながら、論文も書かなければなりません。プロジェクトで実践したことを、やりっ放しで終えるのではなく、論理的に分析して整理し、論文としてまとめ上げます。理論と実践の両方に取り組むことで、プロジェクトを客観的に見られるようになり、論理的に実践することができるようになります。ちなみに、論文のテーマを教員が示すことは一切しません。学生が自らテーマを見つけ出すことをとても大事にしており、ここに大半の時間が費やされます。もちろん、知識と経験のない学生が一人で考えても、たいしたテーマは出て来ません。教員・先輩・仲間と議論を重ね、先輩が積み重ねてきた研究も自然と影響を与えます。すなわち研究室の集合知の中でテーマが醸成され、新しいテーマが加わることで集合知自体も成長していきます。また、研究室における集合知の体系化は、この段階ではまだ陳腐なものにしかならないため、あえてしておりません。道のりは遠く、現時点で研究室の体系をお伝えすることができませんが、ホームページの論文をご覧頂くと少し見えてくるかと思います。

この文章を読んでくださった皆さまと、企業の皆さまへ

 

 以上が研究室の紹介です。学生ではできそうもないことに楽観的に飛び込んで苦労する、そして、最後にプロジェクトを論文としてまとめる。そのプロセスでたくさん学ぶ。そんな研究室です。学外や社会人の入学者もいて、多様だけど仲のいい組織です。興味のある方は、いつでも遊びに来て下さい。そして、気に入ったら仲間に加わってください。

 最後に、企業の皆さまへ。自慢ですが、うちの学生は結構優秀です。そんな学生と一緒に、目の前の課題を解いてみたいと思われる方は、いつでもご相談下さい。企業の皆さまにとっても、学生にとっても意味のあるコラボレーションの場を用意したいと思います。

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